別にうちがMなわけじゃないよ?

ただ、好きなひとにちょっかい出したくなるじゃん?

あれだよあれ…

だから、なんも心配してなかった。

「蓮ー。もう始まってる!座りなさい」

「ちょっ、先生…はーい」

仕方なく、神村は席につき、授業が始まった。

…授業が始まって数十分、うちのクラスが先生だらけ…って言っても7人くらいきてた。

「うちらのクラスなんかあったっけ?」

小鳥に問う。

「荒沢じゃない?」

…あっ。そっか!!

荒沢がうるさいから先生がいっぱいきたのね。

ったく、授業参観みたいじゃん(笑)

「あら?この子の机どうしたのかしら?」

「さぁ…?真っ白ですね、粉?」

「うん。粉みたい。こわっ。なんのこな」


…ギクッ。机と真っ白と、…粉。

うちがやった神村の机じゃん!

ヤバいヤバいヤバい。

心臓かゆーい←

なんでだろ(笑)

早く授業終わって!!

「和奏、先生になんか言われてるね」

小鳥ー。助けて。

「うん、そうだね!早く授業終わって…」

そんなことを必死に願い、やっとのことで授業が終わった。