大ッ嫌いで大好きで



次の日の休み時間…

「あーもう!神村ムカツクー」

いつものように私は騒いでた。

勿論、イツメンと(笑)

「じゃーさ、なんか仕返しすればいいじゃん!!」

夏奈が提案した。

「うーん…あっ!あれやろう」

そういって手をポンっと叩いた私はポーチの中からJ容器ピンクのohnsonのbabypowderをとりだし蓋をあけ、神村の机の上にパラパラと振りかけた。

これ、うちの精一杯の愛情表現←

「うっわ。和奏、大変なことやっちゃったね…」

「ふふん。どんなもんだい!」

キーンコーンカーンコーン…

「あっ。鳴っちゃった。やべ移動!!」

次の授業は、英語で少人数だった。

けれど、うちはクラス変わらないから席移動するだけ。

移動先の椅子に座ろうとしたとき神村の声が聞こえた。

「なんだよ、コレ!?」

…ブブブフっ。
ヤバイ、笑える。

この時のうち、本当にばか。

こんなことやっても、神村は嫌がらないとか思ってた。

てか、傷ついてるとか思いもしなかった。

「天宮、お前やっただろ?」

「えっ!?なにそれ!どーしたの!」

だって、うちがやったって分かってるじゃん。そうやってなんか言ってくれるもん。