大ッ嫌いで大好きで



「そんなの、みてれば分かるよ!和奏は表情にですぎるからね」

「えー。どーしよ(笑)バレてたら…てか、次美音だよ」

そして、美音はこう答えた。

「うちは、好きなひとを人には教える人ではないので教えませーん」

「はぁ!?だめだよー卑怯ものー(笑)吐けよ」

魅麗が言った。

「まぁまぁまぁまぁ、落ち着いて!そのうちね」

「美音のテストがこの中で一番低かったら、教えてもらお?」

夏奈が提案した。

「あっ。いいよいいよそれで行こー!」

小鳥も賛成らしい。勿論、魅麗も。

「うちも賛成だから、宜しくね♪」

皆が賛成し、嫌だとも言わずあっさりOKした美音。

じゃぁ、今言えば良いのに!

美音の好きなひと知りたーい!!

どんな子だろ?同じクラスかな?


…この時の、私はバカすぎた。
全く何も疑ってなかったんだ。