「別れたって本当なの?」
繋いでた手が離れたときに聞いた。
「あれには、訳があって本当は別れてないんだよ」
はぁ!?
意味分かんなっ。
心配して損したんですけどー!!
「じゃぁ、なんであんな嘘ついたの?」
「なんか、羽那を見たこともない人たちの方がおおいいじゃん?それなのに、どっから漏れてるのかしらねーけど、俺の携帯とか羽那の携帯に愚痴メールや電話がくるんだよ。」
うわっ。誰だよ漏らしてるやつ(笑)
咲都と羽那には悪いけど笑える。
こんなことって本当にあるんだ…
「まぢ…最悪じゃん。大丈夫!!うちは誰にも言わないよ」
そういうと、ホッとしたらく、咲都の顔は穏やかだった。
それより、うちにそんな秘密を言ってくれたのが嬉しい。
いやー。ホント嬉しかったよ←
