大ッ嫌いで大好きで



結果発表は惜しくも
上位3位には入っていなかった。

でも、
そんなことどうでもさよくて
さっきのタオル振りましてた
自分を思い出すと恥ずかしくて堪らなかった。


「残念、入賞しなかったね」

後ろから声がした。
そこには千寿がいた。

「あっ、うん。残念だね…」

「何々?なんかあったの!?」

はぁ。この子いっつもこうなんだよね…
うちが考え事してる顔すると
ニコニコしながら何があったの~?
って、興味津々で聞いてくる小悪魔さん。

「そ~れ~が~さ~最悪なんだよ!」

そしてさっきの出来事を話した。

「プフッ…恥ずっ」

見ると、ふふふふふっって笑ってた。

話さない方が良かったかなぁー。
なぁんて思ったけど私的こういうのは人に話した方が恥ずかしさが少なくなるような気がして楽だから話して正解だった。