大ッ嫌いで大好きで




「いいじゃん。もう。
それで、これから同じことやるの?」

「うん♪」

そういって、私は
井雲の筆箱のチャックを開けて
中身を全てゴミ箱へポイした。

「えっ。本当にやったの!?」

…それ以外ないけどね。

「駄目なの?てか、それ以外
触ることなんてないよ。汚い」

「まぁ。きたないけどさ…」

そして、最後に筆箱も
…ゴミ箱へ落ちていった。

「仕返し終わったよ!」

「よくやった(笑)」

そこへ、丁度よく井雲が
帰ってきた。

「お前ら、ここで何してんのー?」

井雲が問う。

「お喋りしてるだけだよ。
ねっ。愛結歌?」

さっきまで私の筆箱ポイ捨て
事件現場を見ていた友達
…泉野 愛結歌(イズミノアユカ)に答えさせた。

「うん。そーだよー。」

愛結歌が一言言うと
井雲は
そっかそっか、と言って
自分の席で何かを探し始めた。