…うーん。さっきまであったのにな。
すると、斜め後ろから
控えめな笑い声が聞こえた。
控えめって言うより回りにしか
聞こえないようなひっそりとした声で。
だから、犯人はこいつかって思った私は
振り向いた。
「井雲がやったんでしょ!?」
「そうなんでしょ?どこおいたの?」
「知りたい!?…フハッ」
「知らなきゃ困る」
そういうと、井雲は
「俺のとなり右隣みてみ」
嫌な予感がした。
なんでかって?
井雲は教室の後ろのドアに
一番近い席だから
右隣は誰もいない。
その代わり超デカイ、ゴミ箱があった。
先生に気づかれないように
そっと立ち上がり
井雲の隣まで移動してゴミ箱を覗いた。
…あったし。
覗いたゴミ箱のなかには
紙に紛れ込んでいる
蝶の絵柄の紫とピンクの筆箱が!!
