大ッ嫌いで大好きで


多分この日はこれだけだったけど
これの次の日かその次くらいの日の話。

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キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン…

授業が始まってまもなく。

「ノートに黒板の字写してねー」

社会の時間に先生が皆に言ったので
いつも通りノートを開ける私。

そして、いつも通り筆箱をあけ…て?

…あれ!?筆箱がないっ!?
何処だ何処だ?

回りを探しても自分の机のなかを
みても見当たらない。

そこで、前の子に聞いてみた。

「ねぇー。絵美」

「どうしたの?」

「和の筆箱見てない?」

「和奏の筆箱?みてないよ。りん?和奏の筆箱ないんだって!みた?」

すると、絵美の隣の席のりんが振り返った。

「えっ。筆箱ないの!?うちはみてないよ」

「そっか。二人ともごめんね。
ありがとっ」

「ううん。力になれなくてごめんね」

そういって、2人は自分の作業に戻っていった。