キャハァー♪
なんて素敵なの!このお顔!

なぁんて思いながら自分のすぐ近くにあるその顔を見ていた。

「よいしょっと」

「滝野ありがと」

私をベッドに下ろして布団をかけてくれた滝野は次に衝撃的な言葉を言った。

「じゃ、俺、早く教室戻らないと
蓮が怒るから(笑)」

えっ…蓮ってあの蓮?

えっ。何!?教室?
それって…

いや、まさかでしょ
私、熱があるから
聞き間違いしたんだ。

でも、一応聞いておこう。

「もしかして…神、村…?」

どうか、どうか
私がここに逃げてきた事が
水の泡になりませんように! 

「うん。そっ!!じゃ、またな」

そういって神村は
保健室をでてその神村がいるであろう
教室に帰っていった。