私は、会いたくない人の
親友っていっていいほど仲の良かった滝野がいると
忘れたくても忘れられなくなってしまうことが
不安。
でも、滝野自身いても過去を忘れることはできない。
はぁ。
gameoverってやつ?
ていうか、ゲームも何も最初からないけど(笑)
「ねぇ。隣あけてよー」
滝野が私の体を左右に揺らしながら問いてきた。
「えー!?なんでよ?」
私はやっぱり頭が痛くなってきちゃったため起き上がる気がなくなった。
「だって俺、なんか足痛いし座りたいんだもん」
はっきり何とは言葉で表しにくいけどなんか変な人。
こういうところだけは男っぽくない。
