しばらくその場に突っ立っていると、
声がした。

「わぁーかぁーなー!?何処ー?」


後ろを振り向くと、丁度私を探してくれていた詩乃がいた。

「あっ。和奏いたぁ!もぉー。探したんだよ!」


「探してくれたの?ごめんね!」

「いいよ。神村が滝野達の所にいたからもう終わったのかなって思ったし!」


で、どうだったの?
と、真剣な顔で詩乃が言ってきた。

「うん…一応ちゃんと想い伝えて、寄せ書き書いてもらってそんで…キスした」

「はあぁぁぁぁぁ!?まぢで言ってんの!?」

やっぱ、驚くよね…

だって、有り得ないし!

嫌われてんのに告白してキスされたんだよ!?

…ナイナイ(笑)