花道が終わり自由時間。

「和奏!さぁ、行ってらっしゃい。愛しのあの人に気持ちを届けに!うふ」

愛柚に言われた。

「行ってきます!」

それから、神村探し始めた。

探してる途中、
私が告白することを知っている友達が頑張れって言ってくれた。

…あっ。いた、今一人だ!チャンス!

私は神村に走ってかけよった。

「神村!いっ…今、時間あったりする?」

久しぶりに神村と喋ったから話し方が分からない。あの頃の私なら普通に話し掛けてたのに…
人って何かあるとすぐに変わるんだね。

「別に…ちょっとなら」

うわっ。冷た…そんなに嫌いなんだ。

「あれ?二人でなに話してんの?うちも入れてー」

うっわ。来た…

最近あんま話さないなって思ったら神村といたら直ぐとんできた。

なんなの美緒って…

うっざいんだけど…

人、利用してんじゃねーよ。

「ううん、なんでもないよ!ちょっと喋ってただけ」

神村に、校舎裏いこーって腕を引っ張って連れ去った。