「和奏~これ書いて」
ん?と、振り向くとクラスの子が数名いて卒業アルバムの中の寄せ書きを書く真っ白なスペースを私に差し出してきた。
「うん!良かったらうちのも書いて」
アルバムを交換した。
千寿と愛結歌も一緒に書き終わった所で最後に一言一年間有り難うって言って別れた。
「どーせなら魅麗ちゃん所も行こう」
千寿がそう言い賛成して三人でみーちんのクラスまで行った。
「あの…魅麗、良かったら書いて!」
「あっ。いいよいいよ!」
快く受け取ってくれてお互い書いてそのあとも色んな人に書いて貰い真っ白だったページは皆の言葉でどんどん埋め尽くされていった。
「おーい!花道やるからいったん教室戻れー」
先生の呼び掛けにより生徒が廊下から消えそれぞれ教室に戻っていった。
