大ッ嫌いで大好きで



そんなことを考えてると校長が言い出した。

「えっと、今更なんですが今年でやっと全ての生徒の制服が揃いましたね」

はい。揃いましたねー!

実は私達の一個前までの先輩方の制服は私達のと違い、
丁度私達の年で制服が生まれ変わったから、私達が一年生の頃は悪さしたり目立つことしたりすると、直ぐに一年生って分かっちゃって、いつも大変だったんだけどやっと揃いました。制服♪

「制服が揃ったので三年生が何処に居るのか全く分かりません」

えぇー!?まぁ。そうかもね(笑)

「三年生は手を挙げてください」

手をあげる人いるかな?
周り見たら一番前の列、つまり、私の列は皆手を挙げてたから私も手をあげた。

ちゃんとじゃなくて、物凄く小さく。
あぐら、かいたときの太もも辺りまで(笑)

「ねーねー。それさぁ。手挙げてるって言わねーよ!」

その時は凄くしらけてた。

のに、空気の読めない
井雲が私に言った。

それも、体育館に響くくらい大きな声で。

ごめん、それは大袈裟だった←

いきなりだったから声がでなくて
井雲の方向いてうんっ。って頷いといた。