アイシテル。~たとえ星になっても~

海里は入院した。
癌なんだって…

入院した日から毎日蓮とまりあと3人でお見舞いに行った。
海里の前では涙を見せないようにがんばってた。
そんな私を常に2人は気遣ってくれた。

「海里~ケーキ買ってきたよ☆」
「おぉ、マジさんきゅ」

海里は癌だって事を思わせない程元気だった。
だから、私は“治る”そう信じてた…

でも現実はそんなに甘くないね。
海里の病状はどんどん悪くなっていく一方だった…
現実逃避してたのは私だけだった。
みんな真剣に海里の病気と向き合おうしてたのに…

学校でも海里の事を考えてる私にまりあがいい提案をしてくれた。
それは3人で千羽鶴を作ろうって事
一羽ずつ願いを込めて折ればきっと、海里の病気も治せると信じていた。

もう一ついい事を思いついた。
帽子を編もうって思ったんだ。
薬の副作用で髪の毛が抜けていくのを見てるのは辛かったから…

海里に告げられた余命はだんだんと迫ってきていた。
千羽鶴はあと数十羽ってとこまで来てるのに
帽子が完成するまでには程遠そうだった。
不器用なまでに編み物初体験だなんて…
ホントに完成するのかな…とほほ…