2年になったこの夏
受験も何も考えること無い私達は、いつものメンバーで
海に行く事にした。
…とは言ってももちろん海里もいる。
ってか、いない訳がないか…

そんなこんなで複雑な思いながらもまりあの助言で余計な事は
考えず楽しむ事にした。

「海~!」
まりあと私は声をそろえて叫んだ。

「美奈!着替えてこよっ☆」
「うん!」
この日のために、海里に見せたい一心で、黒がベースの
少し大人めな水着を迷いに迷って選んだ。
「おぉ~!2人ともセクシーじゃねぇか」
「全くもぉ、蓮はホントそういうのしか見てないんだから!」

浅瀬で泳いだり、ビーチではしゃいだり
とにかく時間は思ってたよりも早く進んでいった。

この夜は、蓮が用意してくれたコテージに泊まることにした。
「美奈、ちょっといいか…?」

蓮に呼ばれて、風の吹き抜ける気持ちのいい砂浜に来た。
「海里の事なんだけどさ…」
続きをなかなか話そうとしてくれなかったからもしかして
何か悪い事でもあるの?と、思いながら待っていた。

そしたらね、一番聞きたくない事を聞いちゃったんだ…