【 バンッバンッッ 】 私の息は荒くなるばかりなのに、 相手は出てきた液体を見て ニヤリと不気味に笑った、様に見えた。 ✝✝✝ 「あ、目が覚めた?」 目を開けると 白い天井がぼやけて映った。 横を見ると保健の先生が こっちを見ていた。 「随分魘されていたけど、 大丈夫...?」 私が起きたのを見兼ねて、 先生はそう問いかけてきた。