-…

それから1時間くらい喋って


ふと、外を見てみると


真っ暗で、怪しく木が揺れていた。


「真っ暗になっちゃったな。」


「うん…。」


「俺、家まで送ってやるよ。」


やわらかくほほえむ彼

「でも…」


「あ、もしかして彼氏とかいんの?」


髪を整えて、あくびをし終わった

彼はあたしのかばんを持って、



「ほら、置いていくぞ」


と言って静かな教室を出ていった。


―…