「そのとき、やっと気づいた。これは一目惚れって言うやつで、オレは、こいつが好きなんだって。」 私の頭を太輔は、撫でた。 「オレは、恋とか、よくわかんねぇけど、今回は、ってか美優に会って、いいもんだって思えた。まだ半日しかいねぇなに、美優の笑顔が、言葉が、行動、涙。全てが愛しいんだよ。」 そんなこと始めて言われた。 私にはもったいない言葉たち。 私も、太輔の全てが愛しいよ。