「仰向けになってる女を抱いて連れて帰ろうとした。でも、制服着てっから高校生だなぁって思って、こんなオレにさわられたらビックリするだろうし、嫌がるかなぁって」 太輔は、こっちを向いて苦笑した。そしてまた海を見た。 「でもさぁ、ほっとけねぇから。家連れてってオレのベッドで寝かした。こんなこと言うキャラじゃねえけど、オレの腕のなかで眠る美優がなんか、すごく愛しくて…」 嬉しかった。始めてあったとき太輔がそう思ってくれてたってわかったて。