「…!?」 びっくりした気持ちと、嬉しい気持ちが混じってまた涙がぼろぼろ流れてきた。 「オレは、海で、てか、ここでお前を見つけたんだ。」 そう言って太輔は、砂浜に座った。 私も、隣に座った。 「何も言わなくていいから、聞いてて?」 「うん。」 私は、一言だけ言ってうなずいた。