「いや、見つかったのはたまたまなので…暗証番号は何か分かるんですか?」


入力画面の下には0~9までの数字のボタンがある


「はい、たぶん451018で合ってると思います」


柴咲さんがその数字を入力すると、音もなくスッと壁が横にすべった


「…………」

「良かった。合ってましたね。」


唖然。
まさか、こんなところに秘密の部屋があるとは…


「さ、行きましょうか」

「は、はい」


柴咲さんの後に続いて、秘密の部屋へと足を踏み入れる

横にあったスイッチを柴咲さんが押すと、電気がつき、部屋の全貌が露わになった