「ここです」
着いたのは、古そうな資料室
ここに来るまでにいろいろ柴咲さんと話しましたが、それは割愛します
「ここ…ですか?」
「はい!ここです!着いてきて下さい」
この資料室は、違うところに新しく資料室ができてからはあまり使われなくなった
たしかにここなら誰も来ないとは思いますが…
なぜか柴咲さんが持っていた鍵で、資料室にはいる
最近人が出入りしてないのか、薄くほこりが床や多くの資料にかぶっている
「確かこのあたりに…」
奥にある棚の方まで行き、ドアからは見えない位置にある壁に手を当て、なにやら探している柴咲さん
「何を探しているんですか?」
柴咲さんの目線を辿って壁を見ても、何を探しているのか全く分からない


