ふっと後ろに振り替えると


 そこいいる誰もが恐怖した返り血を浴び残酷に笑う銀羅に…



 銀「妖刀"紅桜"」


 手には妖艶に輝く刀が握られている


 銀「それでは皆様おさらばえ」


 そう呟き目にもとまらぬ速さで次々と切り裂いていく


 銀羅の足が止まったときすでに立っている者はいなかった


 銀「百花繚乱"乱れ切り"」


 刀の血を払い手に戻す


 ふと思うとほほに温かい物が流れていた

 
 銀「やっぱりつらいよ…」


 もう戻れない…このまま闇に堕ちるしかないんだ…


 銀羅は涙をふき車に戻った…