『麻琴はいいな~、桂木亮に声かけられて!うちなんか素通りされたよ~』


彩花は笑いながらそう話す。

彩花は茶髪で巻いてて、ルーズソックスやピアスでいかにもギャルだった。


「桂木亮とかチャラくてなんか私はタイプじゃないな…。」

『麻琴に気がないならうちがとっちゃうからね(笑)?』

「全然いいよ!あんなチャラいの好きになんかなれないし(笑)!」



そうだよ。私はあんなチャラいの理想の真逆だし。ギャル男みたいなで苦手っ。

あんなのに気安く麻琴って言われて、同じクラスなんて最悪だよ(>_<)