何も返事がない。


やっぱり、聞こえなかったのかも…。


顔をあげると、三谷と目が合った。


顔をクシャっとさせ、私に手を振った。


「また明日!」


三谷は走っていってしまったけれど、私の心は一気に温かくなった。


また、明日。


心から笑顔になった。


やっぱり恋は、甘酸っぱい。