都心部にある、街の一角に、一際目立つ豪邸があった。



『さ、着いたわー』

「え…ここなの?」

どうみても、ディ●二ーランド2個分以上はあるよ?


『だって~実紗と一緒に建てたんだもの。2家族だし、このくらいよ♪』

「え!?同じ家なの?」

『同じ敷地で、2つの家を並んで建てたのよ。渡り廊下で、行き来できるわ。』


「そうなんだ…千紗達はもう住んでるの?」

『たしか、今日からよ?じゃあ、入りましょうか♪』



─ガラ


『『『『『『お帰りなさいませ、椿様』』』』』』』

『『『『『お帰りなさい、椿』』』』』

「!!た、ただいま…です」

な、なにこれ…半端じゃない人数。このひと達、みんな使用人っていうひと?

あ、千紗だ!!



目の前に千紗と、千紗パパ、千紗ママが待っていた。

パパやママも言うから、恥ずかしい~




ここが、私の本当のお家…