-チュンチュン…-
「つば………さ…」
遠くでなんかきこえる…なんだろ…
「椿様おはようございます。」
「…~ん~…もうちょっとだけ……??!誰!?」
み、見知らぬおじいちゃんが私のへやにいるんだけど!!
おじいちゃんは笑顔で答えた。
「…椿様?私は椿様専用の執事のじいやでございます」
「…は?なぜにわたし?知らないんだけど…」
だって、今まで普通の一般家庭だったんだよ?
そんな満面(そうでもないが…)な笑顔でおっしゃられても…(T^T)
なにいってんのか全くわからない
……ってゆーか、乙女の寝室にはいるなぁぁ!
寝る前鍵してたよね?わたし!!?
「合鍵を旦那様からもらいました。では、お嬢様、朝食の準備ができましたので広間へおいでくださいませ。失礼します。」
そう言って、静かに部屋を出ていった。
あの馬鹿親父~…─(怒)
なんで渡すのよ!!!知らない人なのに!!
私は布団を抜け出して急いでリビングまで走った