そのまま二人で飲み明かし、ほとんど寝ないで軍議に出た俺らを見て秀吉公は盛大に笑う。
俺はというと、官兵衛に聞いてもらったせいか妙にすっきりとした気持ちだった。




―――好きなままでいればいい。


あかりに繋がる今の世を、平和な世にするために命を懸けよう。






「では昨日の続きから始めましょう。…官兵衛、付き合わせて悪かったがもう少ししっかりしろ」


「…いい性格してるよな」


寝ぼけ眼をこする官兵衛を睨みつけ、声を上げて笑い続ける秀吉公をたしなめると俺は話を進めていった。