「抵抗しない方がいい。少しでも不審な動きを見せたら容赦しない」 私の目の前から首元に刀が移動していく。 予想外の展開に脂汗をかきながらそれの動きを追うことしかできない。 …ヤバ、い…よね? 「私の質問にだけ答えろ。ここはどこだ?」 「………と、うきょう……です」 あぁヤバい。声出ない。 「…とうきょう?そんな国名聞いたことがない」 「え!?」