あーうざい。こんな所から抜け出したい。そして、咲を探しに行きたい。
でも、今それをしてしまったら俺がいいままで作り上げてきた、王子様キャラが崩れてしまう。そしたら、いままでの苦労が水の泡だ。
キィーーー
ベシ
誰かの椅子を引く音がしたと思ったら頭に鋭い痛みを感じた。
「優斗、あんたバカ?」
きいなが急に意味の分からない事を俺に言ってきた。
「はぁー「ちょっとあんた、優斗になれなれしいくせに優斗をバカ呼ばわりするなんて頭おかしんじゃないの」っち」
「そうよ、そうよ」
「本当、あ「あんた達には、関係ないからちょっと黙ってて」っ」
きいなが、こんなにも声を荒げるなんて珍しすぎる。俺、そんなに悪いことしたっけな?
「あんた、まだ分かんないの。あきれた。本当にバカねぇ。」
「何がだよ。」
ムカつく。さっきからなんなんだよ人の事をバカ、バカってバカにしやがって。
「自分のプライドとあの子どっちが大事なわけ。それが、分かんないのなら・・・」
きいなが俺の近くまで来て耳元で囁いた

