俺様彼氏とわがまま彼女



  『海サイド』


  優斗にアイスをおごって貰う約束をした。正直言って俺は安心している。優斗の耳にあの噂が入っていなかったことに。


        一週間前・・・

  授業にでるのがめんどくさく数人の男子とサボっている時、その男子の一人が急に思い出したように俺達に聞いてきた。

  「なあ、そういえばお前ら知ってるか、あの噂?」

  「あの噂って、咲ちゃんの噂か。」

  「おう」

  「!」

  咲と聞き俺はビックリした。何故か。それは、咲の奴が噂になるなんてめったに無いからだ。

  「あれかー、本当なのかな?」

  「なぁ。本当だっ「ちょ、ちょっと。何の話をしてんだよ。」

  「えっ。海しらねぇのか!」

  「あっあ。」
  
  「教えてやろうか?」

  「頼む。」

  俺は、噂を聞いてビックリした。そして、決意したこの事を絶対優斗の耳に、それときいなの耳に入れないようにしようと。