ちゃんと卒業する為に、真面目に頑張ろう。

親孝行もしたいし、まともな人間になる。決めたの。

イケメン彼氏も作って…。ぐふふふふ。
Happylifeを過ごすんだ!!


「…さてと」

そろそろアユと合流しようかな。
あいつも相当気合い入ってんだろうなぁ。
あー、楽しみ楽しみ!!

考えてれば考える程、高校入学への期待が膨らんでいく。
どんな子がいるのかなぁ…。


鏡で身だしなみを最終チェックして、私は家を後にした。




―――――……

自転車を数分漕いで、アユと約束していたコンビニの前に着いた。


「アユ~っ!」

もうアユは着いていたみたいだ。
アユの後ろ姿に声をかける。

「みぃっ!おはよー」

元気よくアユが振り向く。

何か不思議だなぁ、アユと同じ制服着てるなんて…。

「楽しみだね、どんな奴が来るんだろね?」

フフッと笑いながら、あたしが来たことにより、動き出すアユ。

やっぱり考えることは一緒だよね。当たり前だっ。


でも私達コンビは―…

「「どんなのがいても無敵だよね」」

また2人でフフッと笑い合った。
まぁ殆ど北高なんて知り合いが多いと思うけど…ね。