「行くぞ、悠太」
諒は、僕に仕事を差し出す。
「・・・はい、」
僕も黙ってついて行く。
僕のせいで、
また1つ、
命が失われてゆく。
「次は野口悟だ」
野口・・・悟?
ノグチサトル?
聞いたことのある名前・・・・
*************
「・・・すいません、
大庭・・・悠太さんですか?」
「えっ・・・そうですけど・・・」
「僕、野口悟って言います!
ずっと・・・話したかった」
野口、悟・・・・・
「悠太さん!お願いです、
僕と友達になってください!」
友達・・・・?
「・・・いいけど」
「やったぁ!
ありがとうございます!!!」
変な奴・・・・
*************
「友・・・・達?」
脳内に不意に浮かんだ、
野口悟の表情。
何かを、
睨むような・・・・・・・・
