「大好きだよおやすみ♪」


美姫は、
そう言ったかと思うと
俺の唇に触れるだけの
キスをしてきた。


まるで
ファーストキスを奪われた
女の子のように
ポカーンと口を開けて
美姫を眺めてるコトしか
出来なかった。


いつまでも
何も話さない俺を
不思議に思ったのか、
心配そうな顔で覗いてきた。


「お~い。光くん?」


「俺も、
美姫のコト大好きだから」