「あっ!?あそこだよ!!」


美姫が指差した
方向を見ると、
俺の住むマンションがあった。


「はぁ!?
マジで言ってんの?」


驚いて聞いてみた。


美姫はポカーンと
不思議そうな顔で
俺を見上げて、


「そうだけど……。
何で?」
と言った。