「だから、お互い相応しい恋人探さね?」


「なにそれ・・・」


むかついた。


何が世界が違うだ。


そんな理由で別れるなんて・・・。


「ってことは、私と別れたいと」


「・・・いや・・・その・・・ね」


「何よ」


「えーっと・・・」


私は起き上がって彼を見下ろした


「遠まわしに別れたいって言ってるだけだよね」


「・・・。」


「何か言って」


彼も起き上がり、逆に私が見下ろされた」


「だから・・・俺と別れてってことなんすよ・・・」


どこを見てるのかわからないけど、彼は確かに私を見てなかった


「分かった、好きな人できたんだ」


「・・・。」


図星か・・・



「元カノか」


「・・・ごめん」


「ごめんじゃなくて質問に答えて」


彼は今度は私を見てこう言った。


「元カノとよりを戻そうと思う。ごめん」