「大貴にこんな可愛い彼女がいたなんて、私全く知らなかったわ」 そう声を弾ませると、おばさんは嬉しそうに私の手を引き、仏壇の前に促した。 「大貴に逢いに来てくれたのに私ってば」 え…… ひろ……き? 目の前に置かれた遺影に、私は頭が真っ白になった――。 そう…… 大貴は―― ――この世にいる筈のない人だったんだ。