secret love -彼氏の秘密-


*゚.・。


「由羽ちゃん!こっちこっち~」

「……先輩、遅れてすみません!」

「全然!それより“透”って、そろそろ呼んで欲しいかな」


そう言って先輩……

透さんは、私の手を繋いで歩き出した。




今日は大貴の命日。

彼が眠るお墓の前で、私達は静かに手を合わせた。





大貴――…

私、幸せだよ――




fin*゚.