俺は、光の中で強く願っていた。 その子の約束を叶えてやりたい。 一目でいい、その子に逢いたいと……。 すると、声が頭に響いてきた。 『お前の願いを受け入れよう。ただし条件がある――。 一つ、彼女に素姓を明かしてはならない。 二つ、両親には姿を見せてはならない。 三つ、この事を知られてはならない。』 そして、それらが破られた時、 俺は消滅してしまうと。 神様からの交換条件だった――