眉間にシワを寄せて悩んでいる君に笑った。

「な、なんで笑うの?」

怒ったように言う君に。

「眉間。シワ出来てるよ」

くれるの嫌なら無理しなくていいから。

そう付け足した。


「ううん、これ小川君にあげる」

君は俺にチョコを差し出した。

「本当に?嬉しい。ありがとう、夏目さん」

本当に嬉しい。

まさか、くれるとは。


そして。

「夏目さんが好きなんだ」

気がついたら告白してた。


返事は

「私も、小川君が好き」


俺、すげぇ幸せです。

夏目さんとキスをした。

柔らかくて、夏目さんって感じの感触。

って。

俺は変態かっ!




fin.