「そういえば、どこに行くの?」 琉稀の行く方向にひたすら着いていってるんだけど、どこに行くか全然わかんない。 「んー、まぁとりあえず電車で三駅のところ」 「え、どこなの??」 言いたくなさそうなのは、なぜ? ここは、しっかりと聞き返すと琉稀がちょっと考えてから私の耳元でに顔を持ってきた。 え、? 「着いてからのお楽しみ、な……?」 「〜〜〜っ、!」 琉稀の低くて甘い声が私の脳内を侵しました。