「だからオレ、絶対惚れさせるから覚悟しとけよ、兎。蒼空とか言うヤツになんかに負けねーから。」
わぁああ、惚れさせる宣言!
これは、心臓やばい。
真剣な顔でそんなこと言われたら、ドキドキするしちょっと期待するよね?
琉稀は私をどう好きにさせるのか。
覚悟しとけよなんて、私これからどうなっちゃうんだろ。
もう、考えただけでドキドキって鼓動すごく早くなってるし……最後の最後まで琉稀は私の不意をついてくる。
「把握よろしく。じゃあ……、また明日な、兎」
フッと笑い私の頭をポンと一回軽く撫でて琉稀は帰って行った。
「はい、また明日!」
琉稀の笑った顔が頭の中を洗脳する。
最後の最後までほんとテロリストだ。
「イケメンすぎだよ……」
琉稀のカッコよさを改めて感じた一日でした。


