「なんでって……兎がこんなので良いんですかって聞くからもっといいと思ってた」
そういう意味でとられてましたか!
「そんな意味で言ってないです……」
「ククッ……冗談だよ」
からかわれた!
ほんと、琉稀のペースに流される。
でも、琉稀のペースってほんと嫌、じゃない。
ちょっと悪戯っぽく笑う琉稀の笑顔見ると許しちゃうんだよね。
「琉稀には敵わないな……」
「兎は敵わなくて全然いいの。そのままの兎でいて欲しい」
はぅう〜……これは、もう……だめ。
琉稀の笑顔はほんと罪だよ。
ドキドキが半端ない。
というか、
「琉稀、そろそろ離して下さい……」
抱き締められてるせいでいつもよりも心臓バックバクですよ!


