そんなこんなで取り合えずケーキを食べ終えてレモンティーを飲む。
やっぱりもう夏だからね、喉はかなり乾きますよね。
「………ふぅ。」
良い感じの満腹感。
でもやっぱり……
先輩の視線はどんなに頑張っても紛らわす事は出来ない!
「あの、先輩。」
「ん?」
「さっきからずっと私の事見てますが、飽きないんですか?」
醜い顔をそんなに見つめられても困ります。
正直、色んな意味で泣きたいです。
醜い顔、恨みます。
「うん、飽きないよ?好きな人見てて飽きる人なんかいないよね。」
「~~っ、瀬名先輩!これ以上…「━━━呼んで?」」
「え……?」
これ以上私をドキドキさせないで下さいと言おうとしたら先輩の顔つきが変わった。
すんごい真剣で……何よりも凛々しい。
━━━……再び私の鼓動を狂わせる。


