「そうかな?でも素直な気持ちだからしょうがない。」
さらに顔真っ赤にさせる。
素直な気持ちって…!
「顔真っ赤にして。オレ、このまま家にでも連れて行きたいわ。」
「え、えぇ?」
「……なんてね、兎ちゃん今から少し出掛けても大丈夫?」
「えっと、はい。大丈夫ですよ?」
私が家に帰っても親は共働きで帰ってくるのも遅いし……。
「じゃあさ、甘いものとか…スキ?」
甘いもの?
「全然イケますよ?」
むしろ大好きです。
そう返事をすると瀬名先輩は嬉しそうに笑った。
「じゃあ、ケーキでも食べに行こっか。」
「ケーキ!大好きなんで是非!」
思わず笑みが零れた。
ケーキは甘いもの中でも一番大好き!
「兎ちゃんはケーキが好きなんだね。オレも大好きなんだ。」
「ホントですか?私は毎日イケるぐらい大好きで、特に苺のショートケーキが大好きなんですよ。」
やっぱり定番が一番だよね。


