「な…に?」

虚ろな瞳で黒崎を見る

「何?誘ってんの?」


二ヤッと笑い再び私の顔に近付いて来た

「ちッ――違うよッ!!」

「冗談だよ。今日はここまででいい…」

……今日は?


私は首を傾げる

「今日は…ッて」

「言ったろ?
お前は俺の奴隷なの」

だから奴隷ってッ!!!


私の顔が真っ青に染まる

「嫌だッ!!!!」

「聞いてなかったのかよ?お前に拒否権は…」
「それでも嫌ッ!!!」

私は睨みつけるような眼差しで黒崎を見る

「言うこと聞かない奴隷だな…」

そう言って黒崎は私に軽くキスをした


「…え…」

「お仕置き…」

触れるだけのキスをして黒崎は二ヤリと笑う


「――ばッ///」

「とにかく…そうゆう事だから…
じゃぁな葵…」

パタン…

テニス部の扉が閉まった


………嘘でしょ


信じらんない…