うちには
某マンガの主人公のような男がいる

「さすがだなぁ、黒崎」
「はぁ…」

私は小さく相槌を打つ

あの、男は悪魔だ…

そして"黒崎"を睨みつけた

「黒崎君お疲れ様」

「ありがとうございます」

「黒崎、はいタオル」

「すみません先輩」

ゲームに勝ち、疲れも見せていない黒崎は
軽快に歩いてくる


その合間に先輩達が
まるで王様を取り巻くように黒崎の回りに群がった


というか
どこの王族だ…お前は