“彼”は屋上に行った後、友達と遊び図書館へ行った。すると、先ほど屋上で歌っていた人・・・蓮がいた。彼女は何かを一生懸命読んでいた。
彼女の前の席に座ると、さりげなく手元を見た。

  「(英語の本かよ!?しかも厚いし・・・。読めてんのか・・・?)」

ずらりと英語の文字が書かれている本・・・。見ただけで頭が逝きそう。
そんな事を考えているうちに、彼女はすらすらと読み進めていく。

  「(何者だ?こいつ・・・。帰国子女だったりして・・・)」

こんなくだらない事を考えている間にも、蓮は30ページを完読していた。
頭が痛くなってきたので“彼”は自分の本を探しに行った。