あれから


私は自分なりに出来る事からはじめた



ヨウコやマキに



精一杯 自分の気持ちが伝わるように



変わろうとしている自分を隠さずに



ただ素直に



私を見せた





ヨウコもマキも



そんな私を見てくれた






今日私達は高校を卒業した




式の後、ヨウコとマキと三人でお祝いに食事するため相談している所に、皆から引っ張りだこだった本堂さんが逃げてきた




「あっ、ユウナちゃん!大変だね」


「ふぅー、助けてよ」


「アハハ!しょうがないよ!皆、ユウナちゃんとパーティーしたいんだよ」


「皆は?何かするの?」


「私とマキとアカリで食事するの。ユウナちゃんも一緒にしない?」


『「ヨウコー!そりゃ、無理だよ」』


「あら?マキちゃんも竹内さんも、私が居たらイヤなの?」


『「えっ?!」』


「私も仲間に入れてよ」



『「「マジ?!」」』


「うん、マジ!」


『「キャー!やった」』